COMITIA151を経て 2025/02/18

◆3年ぶりのコミティアサークル参加、と言っていたのですが、実は厳密にいうとだいぶ間違ってました。東京コミティアに最後に参加したのは2018年11月。つまり6〜7年ぶりでした。だいぶ間違え過ぎだろ!!!!!!

最後に新刊を作ったのが2022年だから、そこからカウントしたのかもしれない。感染症流行の関係やら体調不良やらでリアルイベントには出れなかったけど通販はちょっとやってたし。(?)

最後に同人イベントに出たのは2023年6月のComiCon京都でした。あの時は家の用事の関係で帰省するついでだったのでとにかく準備がエグかった。今回のティア以上に壮絶だった気がする。

この2年間なかなか同人イベントに参加できなかった理由としては、まず家庭環境の大きな変化。結婚でとにかく一気に環境が変わりまくって、それに適応するのに必死な時期でもありました。

それと、精神的な理由も少なからずあったと思います。2022年に「あさひ大家族」の商業連載を終えてから、色んなことを冷静に考えて、色んなことに疑問を抱くようになって、頭を抱えたり、なんかとにかくもがき散らかしてました。ひっちゃかめっちゃかしてました。

あさひ商業連載終わってすぐは同人ガツガツやるぞー!!と思っていたのですが、勝手に色々考え過ぎたせいでよくわからん迷走をして同人活動する意欲がしぬほど低下していた時期でもあった。

とにかくこの2〜3年は色んなことがありました。この間に一般参加でなら何回か行っていたのですが、サークル参加する元気があんまり無かった。

けど、今回久々に参加してみて良かったな、

と思えたことが本当にたくさんあります。

スペースにお立ち寄り下さった読者さんたち、編集さんたち、ご挨拶に来てくださった作家さんたちと久々にお話しして、すごく、すごく楽しかったんです。

そう思った瞬間に今まで相当塞ぎ込んで消極的に考えていた自分に気が付けました。

難しいこと考え過ぎてたなあ。

オンラインでの交流の良さもあるけれど、リアルで会ってお話しするのもほんとに良いんだよなぁ。暖かいのだ。とても。

◆そういえば今回やっと頒布できた「リスタート」という自己満足自創作まとめ本の話をしたい。

これ、本文冒頭にデカデカと書いている通り本当に自己満足100%で制作した本だったんですよ。本当に。自分用に1部作れたらそれでいいかって勢いで制作したんですけど、昔からの友達なら楽しんでくれるかな、と思って何十部か刷ることにしました。

コミティア当日、恐らく友達以外には手に取ってもらえない覚悟で展示していました。

しかしそれでも初見の方が手に取ってくださったんですよね。正直内心かなり驚いていました。初見で楽しめる!?と心配になりましたが、何か刺さる部分があったから手に取って下さったのだと思います。嬉しかったです。 

描いてる自分も楽しい、読んでる人も楽しい、そういうもんを描き続けたいなと今はすごく思う。要するにシェアハピしたい。昔っからそうだった気がする。

◆会場限定で配布していたペーパーにも書かせていただいたお話しなのですが、

今回久々にサークル参加するにあたって、自分にとってコミティアという場所はどういうものなのだろうかと改めて考えました。

自分にとってコミティアとは、

続けられる場所、

立ち上がらせてくれる場所、

なのだと思います。

昔からそうでした。

デビュー前、漫画家になる夢を親から大反対されていた頃、それでも筆を折ることなく楽しく描き続けていられたのは、

部活仲間と、Twitterの創作クラスタたちがいてくれたから、

そしてコミティアという場所があったからです。

Twitterで部活仲間や創作クラスタたちとわちゃわちゃ楽しく話すだけでもめちゃくちゃ楽しく創作できていたのですが、コミティアという存在を知って参加するようになってからはより一層ガッツリ創作していた気がします。

2015年のコミティアで出した「螢」、2016年の関コミで出した「受胎」とかは『折角イベントに参加するんやしなんかもっと新しいの描いたろ!!!』というノリで描いた話でしたので、つまりコミティア(+関西コミティア)という場が無ければ特にあの2作は生まれていなかったと思います。

あの時ああやって楽しく描き続けていたから、今に繋がっているんです。

親から反対されても、描くことを諦めなくていいんだよ、続けていいんだよ、と抱きしめてくれた場所だった。

当時のふじたは「Twitterのフォロワーたちとお話しができる場所だ〜!!!ルンルン!!!」としか思ってなかったような気もするのですが、

色々経て今改めて考えると本質ってコレだったんだろうなと気が付けました。

今も昔もそれは変わらないんです。

あのとき楽しく描き続けていたから今も描いている。

これからも楽しく描き続けたいから今も描いている。

続けるか続けないかを本当に最後に決めるのはいつも自分だと思います。

続けられる場所はずっとそこに存在してくれている。有難いことに。

創作とはそもそも自己満足だと私は思っているので、自分ひとりだけでも描くことはできるかもしれませんが、本当にそうしていたら今とは全然違ったふじたになっていたかもしれません。

楽しんで描く自分がいること、

楽しんで読んでくれる人がいること、

私にとってはどっちも大事なんだなって久々にコミティアに出て改めて感じました。

怒られそうな話で恐縮なのですが、色々消極的になってずっと殻に篭っていたらそんな当たり前のことも忘れそうになっていくことがありました。

大事なことを忘れないためにも、コミティアをはじめ同人イベントには今後も積極的に出たい。そう改めて感じた日でした。

なんか真面目に色々語り散らかしました。

それほど今回のコミティアサークル参加は自分にとって重要なものだったのです。

いつも本当にありがとうございます。

これからもたのしく描き続けていくのでよろしくね〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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